レディ・バード
すごく面白かった。
日比谷の映画館にて。
本当の友達ができるっていうのは、もしかしたら恋人をつくったり、出世することより難しいことなんじゃないかなと思った。
10years
10年が経って、その間に色々なことが起こり、世の中も音楽も変わりましたけど、家族で乗り越えて、みんな元気に暮らしています。
僕は末っ子という存在で、あまり家族には貢献できてないかもしれないのですが、とりあえず健康に、心配だけは掛けないように暮らして行きたいなと思っています。
在日コリアンの家に嫁いできた日本国籍の妻も、朝鮮半島式の法事を学ぼうとしてくれて、それを頼もしく感じています。
祖父はめちゃくちゃパワフルな人でしたが、やっぱり一番覚えてるのは、兄と喧嘩した時に食卓でしてくれた、ゲンコツの強さだよなぁと今になって思います。
あの、痛いんだけど優しさのあった拳の感触は、自分の人生の中で、すごく大事なものです。(痛くて泣いたけど)
そういう感覚は、どんなに忙しくなっても忘れたくないなと、改めて思いました。
かどっこ
6月23日の自主企画に向けて、
新曲を作ってます。
やっと簡単なデモができたので、
ブログを読んでくれてるみんなに聴いてほしいなと思って、アップしました。今のところ、かどっこというタイトルです。
今週末バンドのリハもあるし、完成するまでちょっとずつ更新して行きたいと思います。気になって、それでライブに来てくれたら嬉しいなと思って。
かどっこ、という言葉が部屋の中から飛び出して、なんとなく今、作り始めてます。
かどっこ(DEMO)
君の気になること 僕も気になる
君の嫌になること 僕も嫌になる
君の住んでるとこ 壊してみたくなる
君の譲れない道 歩いてみたくなる
今しかできないことなんかない
これからのぼくら わからないこともあるけど
I will be there 言葉を消して
とろけるほうがいい
ブルーに潜った 僕らの波の 上で 甘いキスをしたね
電話はやめて 部屋を暗くして 見えそうだったものを
思い出してみよう
今しかできないことはなに
これからのぼくら わからないこともあるけど
I will be there かどっこ消して
転がる方がいい
かどっこには、照れがちで、自分からは発信しないけど魅力的なものが隠れているものです。そして、外で輝きまくってる人が、家でかどっこに隠れようとする気持ちもなんか可愛いし。
ここからどんな風になっていくか、まだわからないけど、きっと大切な曲になる気がします。
2018.6.23(土) <Love can move mountain!>
下北沢Basement Bar
ADV : ¥3500 / DOOR : ¥4000 (D別)
17:30 open 18:30 start
Lee&Small Mountainsメンバー:リーファンデ、沖田優輔(はいからさん)、小林 ”Bobsan” 直一 (Mountain Mocha Kilimanjaro)、田中優至、すねありか、toyo
THE NEATBEATSからの手紙
THE NEATBEATSと僕との出会いはこの一通のメールでした。
【カーテン・ナイツ】のレコ発の前日、駆け込みでメール予約をしてくれた相手が、このアー写の一番左に写っているTHE NEATBEATSの土佐さんだったのだ。
レコ発の翌週、ワンマンがあるというレッドクロスに足を運んだ。
そこで繰り広げられたのは、なんかこう、普段の生活からは繋がっているようで繋がっていない世界、それでいて転がっていく感覚、あぁロックンロールの時間だった。
自由に踊りまくる観客と、それを煽りまくる軽快なしゃべくりMC、そのテンポを軽々と凌駕していくビートチューンの数々が、新宿レッドクロスをロックンロールの世界へ模様替えしていく。
ライブ後、土佐さんと挨拶を交わし、家路につきました。
そんな事があった後、この前のSCOOBIE DOとの2マンに、また土佐さんが見にきてくれたのでした。
実はステージ上から、その存在にうっすら気づいていた。
サングラスにリーゼント、それでいて文学的な空気感。
土佐さんだと思った。
見にきてくれたことが本当に嬉しくて、僕は次の企画のオファーメッセージを送った。
快諾してくれたTHE NEATBEATSの演奏を、6月23日(土)の企画に関わる全員が楽しみにしている。
そんなTHE NEATBEATSは今、スペインをツアー中。
かっこいいなぁ。ロックでヨーロッパにいくなんて。
本当に皆さんにTHE NEATBEATSのライブを楽しんでほしいです。
そして、THE NEATBEATSが僕らの音楽にどう影響するか、僕はそれを楽しみにしてます。
ぜひ、そんなLee&Small Mountainsの姿も見にきてくれたら嬉しいです。
【Love can move mountain!情報】
6/23(土) BASEMENT BAR
出演
Lee&Small Mountains
¥3500(D別)
Livepocket http://t.livepocket.jp/e/ggbx3
BASEMENT BAR店頭
今日のBGMはCorinne Bailey RaeでPut Your Records On♪
Love can move mountain!について
おはようございます。
今日は来月に迫ったLee&Small Mountainsの自主企画イベント、Love can move mountain!について書いてみようと思う。
普段ライブハウスで行われているイベントの多くは、そのライブハウスにいるブッカーという存在が、それぞれバンドやシンガーを呼んで行われていたりします。
それに対して自主企画イベントというのは、企画するバンドやシンガーが、自分たちで、共演するバンドをブッキングして、行われるイベントをさします。
自ずと、そのバンドの音楽的なルーツや、活動の色、今やりたいこと、気にしてることが明確になってきます。
だからこそ、そのバンドやミュージシャンを理解する上で、どんな自主企画をやっているか、どんなバンドをワンマンのゲストに呼んでいるかを見ることは、とても有効な手法だと思ってます。
FUJI ROCKやGREEN ROOM、グラストンベリーだって、ラインアップを見れば、イベンターの気持ちが強く見えてくる訳です。
そんな中、Lee&Small Mountainsは、活動を始めた2009年から3年目の2011年、鼻息を荒くして自主企画イベント"Love can move mountain!"を始めました。
その頃、出演してもらったバンドの中で一番印象に残ってるのは、何と言っても、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団でした。
まだ、奇妙さんがどんな顔をしているかもよくわからない時、どこかから流れてきたこの動画だけを頼りに、指を震わせながら買いたてのスマホで、オファーのメールを打ったのを覚えています。
その頃僕は、大学の軽音楽部上がりで、自分達の楽曲や演奏に、無根拠な自信を持っていました。
ただ、mona recordsでこのバンドの演奏、奇妙さんの歌を、共演者として目の当たりにした時、本当に全ての経験が崩れ落ちて、打ちのめされてしまったのです。
同じステージで演奏することでしか感じられないものがある、とその時、痛感したのでした。
自分は、凄い人たちに挑戦してぶつかり稽古をしていかないと、よくなっていかないと。
あの、トラベルスイング楽団が揺らしたmona recordsの小さくも熱い夜が、僕の音楽の始まりだったと言えるくらい、大きな経験でした。
それからは、Love can move mountain!を自分は、Lee&Small Mountainsの勝負の場、血肉だと考えるようになり、
新曲も、そのステージで初めて演奏するようにしてきました。
今まで出演してもらった、曽我部恵一さん、SCOOBIE DO、マウンテン・モカ・マンジャロ、はいからさん、ゲントウキ、Wanna-Gonna、原田茶飯事さん、ランタンパレード、The Wisely Brothers、中村ジョー&イーストウッズ、SHOKA OKUBO BLUES PROJECT、mogsan...
その全ての演奏が、目に耳に、そして心に、特別な熱を帯びて焼き付いてます。
実際、今一緒にLee&Small Mountainsに参加してくれてるメンバーの多くは、このイベントで知り合った人たちです。
そして彼らの音楽が、今の僕を作ったし、一緒に作ってるし、彼らに少しでも影響を与えられるような曲を作って行きたい、シンガーでいたいと思っています。
そして今回、6月23日(土)に出演してもらう、シアターブルック。
フロアから何度も見てきた憧れの人たちですが、
共演者として立ちはだかった時、一体どんな感覚になるのか。
それはやっぱり、その時にしか分からないものだと思うのです。
そして、全部研ぎ澄ました上でその日を迎えたいと思っています。
次回は、もう1組の共演、煌めきのTHE NEATBEATSとの出会いについて話したいと思います!
それから、シアターブルックのことも、別のエントリーでまた書きたいです。
Have a nice day!
今日のBGMはThe AvalanchesのBecause I’m me♪
ファンタジーの始まり
小・中とサッカー部でサッカーをやっていました。
よく監督に、田舎者のサッカーをするな、と怒られていた茨城県水戸の小さな学校の僕たち。
大人になって、色々と感じることがあります。
サッカーだけに限らず、スポーツにはルールというものがあって、基本的にはそれにのっとってプレーをすれば、誰からも文句を言われる筋合いは無い訳です。
キャプテン翼のように、双子でツインシュートを打ったり、全員が自陣にこもって、ゴールを固めてしまってもいい。
でも世の中にはムード、不文律というものがあって、不思議なことに、子供でさえもそれを気にしながら、プレーをすることになります。
ただ、その、ムード・不文律というものが、
プロ選手の基準や、世界のスタンダードから生まれるものであればいいのですが、やっぱりどうしても、自分が所属するコミュニティという規模から発生してしまいます。
さらに、人数が少ない部活であったりすればするほど、外から新しい文化を持ち込もうとする人間は叩かれ易い傾向にあります。
それを協調性、という言葉でくくってしまうのは簡単だけど、
君たちにはもっと広い可能性が広がってる、
ということを監督は言いたかったんだと、
今では思います。
自分は音楽をやってますが、
一人で表現できる領域は、それほど広くないタイプだと思ってます。
だから、自分の足りないところは、存分に誰かに補ってもらって、
頼って、凄い人たちと一緒に、
自分では創造できないような音楽を作りたいんです。
そういう気持ちを持ったミュージシャンや発明家は、どの時代にも多くいたと思うのですが、
その中でも僕が特に好きなのは、キャロル・キングの"Fantasy"というアルバムです。
1973年リリース。
フォークシンガーとして一斉を風靡したキャロル・キングが、
その成功のレールを飛び出してでも、
アフリカン・アメリカンのスタジオミュージシャンと、熱いセッションを繰り広げながら作り上げたとされているアルバムで、1曲1曲に、重みと、きらめき、ソウル音楽への愛が時代を超えて残されています。
こういう巡り合いや、広い精神への憧れが、
1つの作品として残っていく。
それがポピュラー音楽という表現の醍醐味であり、大きな魅力だなと思っています。
Don`t be シニカル
この人が好きで、この人に憧れて、
この人がずっと心配でいる。
ジャック・ペニャーテ。
"こういう場所では、とにかくDon`t be シニカルで、楽しむことが大事"
グラストンベリーか何かのインタビューで彼は言った。
なんかだその時、その言葉は自分に向けられたような気がしたのだ。
思い切り楽しめる音楽こそ、やっぱりそれが一番魅力的だと思う。
それが踊れなくても踊れても、
キャッチーでもキャッチーじゃなくても、
音楽的ルーツがあってもなくても、
とにかく自分が楽しめる一瞬さえあれば、
それが、その人にとっていい音楽だと思う。
もう10年近くアルバムも出してないけど、
いつか彼が日本に来て、そして僕がロンドンに行って、ジョイントライブをしたいなってずっと思ってる。
そのためにも、力を育てていこう。