レインハードな夜
この前の日曜日、ジャカルタに住むインドネシアの友達、レインハードが東京にきているとのことで、5年ぶりに会ってきた。
19時半、定番の待ち合わせ場所の前にはたくさんの人だかり。
久しぶりだけど、なんとなくシルエットで、彼が一人座っているとだいぶ手前で気づく。
一緒に来るはずだった嫁さんと喧嘩してしまったというレインハードは少し元気がなかったけど、短い挨拶をしたらすぐに屈託のない笑顔が見られた。
文化村にほど近い焼き鳥屋さんで、久しぶりの時間。
英語を話すのも久しぶりであまり流暢には話せなかったけど、いろいろなことを話した。
こういう時、知識はあまりあてにならない。
それより、相手を知りたいとか、どういう声で話すかとか、そういう感覚の方が大切だなあと感じる。それは音楽にも近いような気がする。
焼酎なんかを頼み、インドネシアでは見かけないというつくねや、卵かけご飯を食べながら、それぞれの街の天気のこと、旅で困ったことや嬉しかったこと、異教徒との恋や結婚のこと(インドネシアではムスリムがマジョリティで彼はクリスチャン)、お互いが好きなサッカーのこと、二人が出会ったイングランドでの生活のことを楽しく話した。
なんで日本はこんなに寒い時期なのに、冷たい水を食事中に飲むのかを心底不思議がってた。
帰り際、5年前に下北で会った時よりも元気そうだと言ってくれたのが嬉しかった。
来年のオリンピックでまた東京に来たいと言ってたので、また自分なりに楽しく時間を過ごして、彼と再会したいなと思った。
レインハードと過ごしたたったの2時間を、なんとなく忘れたくなくて、久しぶりにブログを書きました。
最近好きな曲。
小休憩のように短いけど色づいた時間が、人生にずっとまとわりつくようなこともある気がします。