SMALL TALK

リ・ファンデの日誌です。

冒頭で引用

想像のレッスンという本は、こんなような冒頭で始まる。

 

今見えているが、視野に入らないもの、見ないようにしてるものを、形にしてあげるのが詩というものだ

 

自宅で過ごす時間がとても長くなった昨今、この言葉には考えさせられる。

この生活の中、肉眼で見える世界はとても狭い。

 

妻との静かな時間、お笑い番組、窓から見える街の景色。

 

そこには偶発的に訪れる第三者との出会いや、地下鉄で感じるような他者への苛立ち、物理的なにらみ合いは存在しない。

 

ただ、自分が好きで集めてきた空間を見て過ごす。

訳もなくSF映画を見たり(未知との遭遇は面白かった!)、コーヒーの渦を眺めてみたりする。

  

その反面、心にスペースを置いて、何かを期待している人、修行を進めている人達もたくさんいるだろうなと思う。

 

こういう時に、そういう気持ちになれる人は何を工夫してきたのだろう。 

 

装飾のない価値観だったりが生まれて、浸透していくことを信じてみたいなと思う。

そして、みんなが見てるようで見てないどんなことを、自分は形にできるだろうかと考えてみる。

 

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